新生腹足目 翼舌亜目 イトカケガイ上科 イトカケガイ科
 だいたいは白く、縦肋が等間隔で板状になる。イソギンチャク類の側や体表にすみ摂食する。
 ネジガイ ★★ ♪♪  ヒメネジガイ ★★ ♪♪

ネジガイ

ヒメネジガイ

 2009年9月 打ち上げ採集AW SL 27.4mm(SL 25mm)
 房総半島以南〜全世界の温暖域 潮間帯〜10mの岩礁のイソギンチャク
 厚質で光沢が有り白色。縫合下に黒褐色の螺帯。臍孔は裂目状
 海が荒れた時など生きたまま打ち上がることもあります。
 2013年3月 打ち上げ採集AW砂 SL 6.8mm(SL 12mm)
 房総半島・能登半島〜九州 潮間帯の岩礁のイソギンチャクまたは周囲
 やや厚質で光沢が有り白色。縦肋間は平滑。臍孔はない。
 生貝は見かけるが、打ち上げは少ない。これは砂から採取したもの。
 エドイトカケ? ★★★★ ♪♪♪  ハヤシイトカケ? ★★★★ ♪♪♪

エドイトカケ?

ハヤシイトカケ?

 2010年9月 漁港採集 SL 12.8mm(SL 20mm)
 房総半島〜土佐湾 水深20〜60mの砂底
 やや厚質で淡褐色。螺層は離れる。縦肋は肩部でやや尖る。臍孔は狭い
 これは安房崎採集ではないが参考に。安房崎では未確認。
 2009年9月 打ち上げ採集AW SL 12.2mm(SL 15mm)
 遠州灘〜土佐湾、南アフリカ 水深80〜150mの砂底
 光沢があり白色。螺層は離れる。各層の縦肋は連結。臍孔は開く。  深度的にハヤシではなさそう?
 シノブガイ ★★★ ♪♪♪  ウスカワイトカケ ★★★ ♪♪

シノブガイ

ウスカワイトカケ

 2005年12月 打ち上げ採集AW SL 12.1mm(SL 10mm)
 房総半島・男鹿半島〜台湾 潮間帯〜水深50mの砂底
 薄質半透明。各層はわずかに離れる。螺肋間は広く平滑。臍孔は塞がれる
 ネジガイかと思っていましたが、最近見直したらシノブガイのようでした
 2009年9月 打ち上げ採集AW SL 16.1mm(SL 25mm)
 相模湾以南〜インド・西太平洋 潮間帯〜水深20mの砂底
 殻は薄質で脆い。体層は大きく縦肋は細く成長脈状。臍孔は狭められる
 殻が薄質なので完全な状態での打ち上げは稀。

TOPへ

inserted by FC2 system