新生腹足目 高等新生腹足亜目 タカラガイ上科 タカラガイ科
 ヤクシマダカラ ★★★ ♪♪♪  ヒメホシダカラ ★★★★ ♪♪♪

ヤクシマダカラ

ヒメホシダカラ

 2012年10月 打ち上げ採集AW SL 26.7mm(24.6〜104.7mm)
 房総半島・島根半島〜インド・西太平洋 潮間帯〜水深20m岩礁サンゴ礁
 背面は朽木文様調の模様。腹面は灰褐色に黒斑。歯は暗褐色に染まる
 幼貝を時々見る程度。半島では年により成貝が拾えるときもあります。
 2012年4月 打ち上げ採集AW SL 33.0mm(17〜85mm)
 房総半島・島根半島〜インド・太平洋 潮間帯〜水深15m岩礁サンゴ礁
 背面は多数の褐色斑と数個の黒色斑。腹面は模様無し。歯間は橙色
 幼貝は割と拾える。成貝は稀。A海岸では生きた固体も。
 ホシキヌタ ★ ♪  ヤナギシボリダカラ ★★★★★ ♪♪♪

ホシキヌタ

ヤナギシボリダカラ

 2012年4月 潮だまり底採集AW SL 40.6mm(22.5〜100mm)
 房総・島根半島〜インド・西太平洋・地中海 潮間帯〜150m岩礁・サンゴ礁
 背面は褐色地に白斑。側面は細帯が密。腹部は象牙色
 横須賀や葉山の海岸では生きた個体も見られます。
 2012年10月 打ち上げ採集AW SL 26.3mm(7.5〜53.8)
 房総半島・山口県以南〜インド・太平洋 潮間帯〜35m岩礁、サンゴ礁
 背面は淡褐色で縦に細い黒い筋。前後端は橙色。歯は微細で口は狭い
 三浦半島ではかなり少ない種類。この個体はちょっと口が曲がっている。
 ナツメモドキ ★★★ ♪♪  クロダカラ ★★ ♪♪

ナツメモドキ

クロダカラ

 2012年2月 潮だまり底採集AW SL 27.9mm(11.9〜44.8mm)
 銚子・山口県〜インド・太平洋 潮間帯〜水深10m岩礁サンゴ礁
 背面に褐色点を散し中央に褐色大斑。側面・腹面は白色。歯は弱く口は広い
 春先潮だまりでFDを見かける程度(三浦半島内より少ない)
 2012年4月 潮だまり底採集AW SL 18.8mm(8.9〜28.1mm)
 房総半島・兵庫県北部〜インド・太平洋 潮間帯〜水深20m岩礁サンゴ礁
 青味のある地に暗褐色斑を散らし4本の暗色帯をもつ。側面に黒斑
 細長い特徴的な形で劣化しても識別しやすい。
 クチグロキヌタ ★★★ ♪♪  メダカラガイ ★ ♪

クチグロキヌタ

メダカラガイ

 2005年12月 打ち上げ採集AW SL 37.0mm(13.6〜59.0mm)
 房総・島根半島〜インド・太平洋 潮間帯下部〜水深150m岩礁、泥底
 褐色で2本の黄帯。腹面は黒色。側面〜背面にかけて青白色。口は広い
 口だけの破片は良く見かけるが、完品の打ち上げは稀。
 2012年6月 打ち上げ採集AW SL 6.6mm(6.0〜30.4mm)
 陸奥湾以南〜インド・西太平洋 潮間帯〜80m岩礁サンゴ礁転石帯
 背面に褐色斑を散し、中央に大黒色斑または帯。腹面は白色で黒色小斑
 これは6ミリ台の矮小個体。サイドスポットは無いけどメダカラ
 ツマベニメダカラ ★★★★ ♪♪  ツマムラサキメダカラ ★★ ♪♪♪

ツマベニメダカラ

ツマムラサキメダカラ

 2012年6月 打ち上げ採集AW SL 8.5mm(7.1〜15.1mm)
 房総半島以南〜インド・太平洋 潮間帯〜水深10mの岩礁サンゴ礁
 背面は褐色点を散らし約4本の褐色横帯をもつ。前後端に暗桃色斑
 口がほぼ直線、横帯はほぼ同じ濃さ、内唇下部の歯が細かい。
 2010年3月 打ち上げ採集AW SL 12.4mm(6.0〜21.0mm)
 銚子・島根半島〜インド西太平洋 潮間帯〜水深10mの岩礁サンゴ礁
 背面は褐色点を散らし不明瞭な褐色横帯を1本もつ。前後端に紫色斑
 前種との違い。口後端(上)が左曲り。横帯が濃い。内唇下部の歯が大きい
 カミスジダカラ ★★ ♪♪  チャイロキヌ ★ ♪♪

カミスジダカラ

チャイロキヌ

 2010年3月 打ち上げ採集AW SL 14.0mm(8.6〜27.6)mm
 房総半島・山口県北部〜インド・太平洋 潮間帯〜水深30m岩礁、サンゴ礁
 背面は黄褐色で褐色の細いジグザグ模様。腹面と側面は白色
 側面の白い部分がチャイロキヌタより広いような気がします。
 2010年3月 打ち上げ採集AW SL 20.8mm(7.3〜26.0)
 房総半島・男鹿半島以南〜小笠原諸島、韓国沿岸 潮間帯〜20m岩礁
 背面は黄褐色〜紫褐色で2本の淡黄色帯。側面から腹面は白色。
 美しい貝だが産出量が多いのでどうしてもそっけなくしてしまう。
 ウキダカラ ★★★ ♪♪♪  クロシオダカラ ★★★★ ♪♪♪

ウキダカラ

クロシオダカラ

 2010年10月 打ち上げ採集AW SL 17.8mm(8.7〜34.5mm)
 房総半島〜熱帯インド・太平洋 潮間帯〜水深20m岩礁、サンゴ礁
 背面は黒色で2本の白色帯。側面から腹面は白
 安房崎では意外と少なかったが、2012年以降微増。
 2012年5月 打ち上げ採集AW SL 15.1mm(7.4〜17.4mm)
 房総南部・山口北部〜インド・西太平洋 水深10〜100mの岩礁サンゴ礁
 背面に微少な褐色点、中央に褐色斑。腹面は黄白色で小班が散在
 メダカラとの違いは、色が淡い。口が狭い。歯が細かい。腹面の小班
 アジロダカラ ★★★★★ ♪♪♪♪♪  カバホシダカラ ★★★★ ♪♪♪

アジロダカラ

カバホシダカラ

 2005年12月 打ち上げ採集AW SL 15.1mm(8.3〜26.6mm)
 房総半島〜インド・太平洋 潮間帯〜水深20m岩礁、サンゴ礁。
 褐色と白色のくの字模様帯を3本。腹面は橙色で黒色小班を密に散らす
 南房総に比べると、三浦半島はかなり少ない。
 2012年8月 打ち上げ採集AW SL 16.0mm(9.9〜27.2mm)
 房総半島・山口県〜東南アジア・豪州北岸 潮間帯〜20m岩礁、サンゴ礁
 背面は暗灰褐色で2本の青白い細帯。腹面は濃橙色で黒色小班、歯は白  アジロダカラより多い。最近増えてきているような気がする。
 エダカラ ★★★★ ♪♪♪  ハナマルユキ ★ ♪♪

エダカラ

ハナマルユキ

 2012年10月 打ち上げ採集AW SL 31.1mm(10.0〜49.7mm)
 房総半島南部〜インド・太平洋 潮間帯〜水深40m岩礁、サンゴ礁
 背面に不規則な褐色点。側面に黒点を散在。腹面は白色。歯は細かい
 アリソンエダカラとの区別が良く解らない。
 2011年12月 潮だまり底採集AW SL 32.7mm(14.6〜44.9mm)
 房総半島・山形県〜熱帯インド・西太平洋 潮間帯岩礁、サンゴ礁
 全体に黒紫褐色で背面に白点を散し、前後端は青白く、歯は白く染まる
 冬〜春多く打ち上がる。冬の潮だまりには生貝もみられる。
 サバダカラ ★★★★ ♪♪♪  ニセサバダカラ ★★★★ ♪♪♪

サバダカラ

ニセサバダカラ

 2012年5月 打ち上げ採集AW SL 16.6mm(9.6〜26.6mm)
 房総半島以南〜インド・太平洋 潮間帯〜水深20m岩礁
 黒色で2本の途切れた白色横帯。中央に大斑。側面に黒点を散らす
 サバ3兄弟の中では、なんかぼやっとした印象。
 2010年6月 打ち上げ採集AW SL 12.9mm(8.2〜24.4mm)
 房総半島・山口県〜インド・太平洋 潮間帯〜10m岩礁、サンゴ礁。
 前種に似るが横帯は細く途切れず。下部に白色斑。内唇下部の歯が短い。
 若い個体は背面が前面ほぼ黒い物がある。
 スソムラサキダカラ ★★★★ ♪♪♪  オミナエシダカラ ★ ♪♪

スソムラサキダカラ

オミナエシダカラ

 2013年7月 打ち上げ採集AW SL 41.3mm(9.9〜55.1mm)
 房総半島・島根半島〜東南アジア 潮間帯〜40m岩礁、サンゴ礁
 背面に黄褐色の網目模様、腹面は淡橙白色で菫色斑をもつ。歯間は橙色
 房総ではそこそこ、三浦半島ではあまり聞かない。
 2012年4月 打ち上げ採集AW SL 21.1mm(12.6〜41.6mm)
 房総半島・島根半島〜東南アジア 潮間帯〜30m岩礁、砂礫底
 灰褐色で白色輪紋、白色層が覆う。腹面は白く前後端は桃色。側面に窪み
 最近小型化しているような感じ。この個体も21mmとやや小ぶり。
 コモンダカラ ★ ♪♪  ハツユキダカラ ★ ♪♪

コモンダカラ

ハツユキダカラ

 2010年3月 打ち上げ採集AW SL 27.3mm(10.3〜71.3mm)
 房総半島・島根半島〜インド・太平洋 潮間帯〜水深30m
 背は黄褐色で白斑、褐色輪紋を散し。側面には褐色線、腹面に褐色大斑
 腹面の褐色斑は内唇・外唇両方、片方だけ、無いものも。
 2010年10月 漁港採集 SL34.7mm(10.9〜56.0mm)
 房総・能登半島〜オーストラリア北部 潮間帯〜150mの岩礁・砂礫底
 背面は黄〜緑褐色で白斑を散らす。腹面は白色。側面に弱い窪み。
 私が貝を集めるきっかけになった貝です。
 ウミナシジダカラ ★★★★ ♪♪♪  ナシジダカラ ★ ♪♪

ウミナシジダカラ

ナシジダカラ

 2013年12月 打ち上げ採集AW SL 23.7mm(8.7〜37.0mm)
 房総・山口県北部〜インド・西太平洋 潮間帯〜100m砂底・岩礁・サンゴ礁
 背面は良く膨らみ橙黄色で白斑がある。側面に褐色斑が散在
 ナシジダカラとの判断基準は、前後端に暗色斑が顕著化そうでないか。
 2012年6月 打ち上げ採集AW SL 23.5mm(6.3〜42.7mm)
 銚子・島根半島〜インド・西太平洋 潮間帯〜400m岩礁、サンゴ礁
 背面は黄褐色で白斑がある。やや細長く、前後端と側面に暗色斑がある。
 歯は通常白いが時々歯が着色しているものがある。
 カモンダカラ ★ ♪♪  アヤメダカラ ★★★ ♪♪♪

カモンダカラ

アヤメダカラ

 2012年9月 打ち上げ採集AW SL 18.3mm(6.1〜36.5mm)
 房総・能登半島以南〜熱帯インド・西太平洋 潮間帯〜20m岩礁、サンゴ礁
 背面は白斑、褐色斑が密集。前後端は淡紫色。腹面は赤褐色。
 三浦半島の東京湾側でも見つかる。
 2012年2月 打ち上げ採集AW SL 19.1mm(9.3〜28.5)
 房総・島根半島〜インド・西太平洋 潮間帯〜20m岩礁、サンゴ礁
 背面は褐色で縁取られた白斑を散らす。側面から腹面は紫色。
 きれいな紫色は長持ちせず、退色は早い気がする。
 ハナビラダカラ ★★ ♪♪♪  キイロダカラ ★★ ♪♪♪

ハナビラダカラ

キイロダカラ

 2012年4月 潮だまり底採集AW SL 27.7mm(8.9〜37.4mm)
 房総・男鹿半島以南〜インド・西太平洋 潮間帯の岩礁、サンゴ礁 
 背面は淡灰緑色で橙色の環状紋をもつ。側面から腹面は白色。
 安房崎では真夏でも生貝を見られる。越冬しているのか?
 2012年2月 潮だまり底採集AW SL 21.0ミリ(8.9〜44.7mm)
 房総半島・島根半島〜インド・西太平洋 潮間帯の岩礁、サンゴ礁
 黄白色で環状紋を持つものも。側部と後端部が隆起する。腹面は淡色。
 冬の潮だまりでのFD拾いも楽しい。
 シボリダカラ ★ ♪♪  サメダカラ ★ ♪♪

シボリダカラ

サメダカラ

 2012年10月 打ち上げ採集AW SL 27.7mm(8.3〜39.1mm)
 房総半島・能登半島〜インド・太平洋 潮間帯〜30m岩礁、サンゴ礁
 背面は濃灰色で白斑を散らし時に顆粒状になる。前後端と歯は橙色。
 きれいな濃灰色も退色が早い。三浦半島では白斑は顆粒状にほぼならない。
 2012年10月 打ち上げ採集AW SL 21.9mm(8.0〜32.9mm)
 房総半島・島根半島〜インド・太平洋 潮間帯〜20m岩礁、サンゴ礁
 背面の白斑はしばし顆粒状になる。歯は橙色で腹部全体に伸びる。
 三浦半島でも白斑は顆粒状になる。
 クチムラサキダカラ ★★★★★ ♪♪♪  キムスメダカラ ★★★★ ♪♪♪♪♪

クチムラサキダカラ

キムスメダカラ

 2014年2月 打ち上げ採集AW SL 26.2mm(15.9〜93.9mm)
 房総半島・島根半島〜インド・西太平洋。潮間帯〜35m岩礁、サンゴ礁
 背面は淡橙褐色で4本の暗色横帯がある。成体は口が紫に染まる。
 三浦半島では年により発生数に差がある。J島の対岸では成貝も
 2014年12月 打ち上げ採集WH SL 23.7mm(15〜33mm)
 房総半島〜オーストラリア北部。潮間帯〜100m岩礁、サンゴ礁
 背に大きな褐色斑。側面に明瞭な小斑。口はやや狭く、歯間は橙色に染まる
 城ケ島では、2015年頃から増えている印象。

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